2013年09月21日
ひらひら村の夕陽69
「そんなのいや。私、あのあとどんな思いしたと思う?」
裕子は半泣きになった。元夫はなにも答えない。
「あなたってさあ、自分で何もしてないんじゃない? 私と別れる時だって、お母さんのいいなりで、けんかしたのは私とお母さんだったじゃない」
裕子の言葉に、元夫は黙ったうなずいた。それから、ゆっくり顔をあげた。
「裕子ってさあ、強いよな」
これを言われて、裕子が切れた。
「いい加減にしてよ。私だって弱い女でいたかったわよ。誰のせいよ」
大声に店中の視線が集まった。元夫はじっと裕子を見ている。裕子は少し落ち着いて声を落とした。
「まずは、あなた幸せになってよ。それしかない」
そういってから、名刺を出した。
「今、私カフェやりながら、カード占いやってるの。あなたのこと、夫としては終わったけど、お客さんとして面倒みようか」
そういって、先に店を出た。
裕子は半泣きになった。元夫はなにも答えない。
「あなたってさあ、自分で何もしてないんじゃない? 私と別れる時だって、お母さんのいいなりで、けんかしたのは私とお母さんだったじゃない」
裕子の言葉に、元夫は黙ったうなずいた。それから、ゆっくり顔をあげた。
「裕子ってさあ、強いよな」
これを言われて、裕子が切れた。
「いい加減にしてよ。私だって弱い女でいたかったわよ。誰のせいよ」
大声に店中の視線が集まった。元夫はじっと裕子を見ている。裕子は少し落ち着いて声を落とした。
「まずは、あなた幸せになってよ。それしかない」
そういってから、名刺を出した。
「今、私カフェやりながら、カード占いやってるの。あなたのこと、夫としては終わったけど、お客さんとして面倒みようか」
そういって、先に店を出た。
Posted by ひらひらヒーラーズ at 08:59│Comments(0)