2011年04月14日
友引ツーリングクラブ20
「その、言葉。『みずのえのサルが、サムライになるとき』って言葉、前に夢で見ました。あのう、今、連れ去られている子も同じ夢を見ました」
康平はすがるような気になった。村鬼はうなずいた。
「たぶん。利修仙人からの「お知らせ」だろうな」
「どういう意味なんですか?」
「そうよのう。みずのえサルは、壬申の年のことだろうな。「壬申」を訓読みすれば「みずのえさる」となるが、サムライはわからん」
村鬼は真剣な顔だった。
「壬申って、壬申の乱の壬申ですか?」
康平はちょっと間をおいて聞いた。
「そう。大海人の皇子が大友の皇子と戦った年だ。672年だったかな」
「約1300年前になりますね」
「そう。利修仙人が生きた時代だ。わしらが鬼だった時代だ」
村鬼は沢に目を向けた。遠くを見ている。
「なんか、すごいことに巻き込まれている気がします。でも、とにかくしらみやさんと、梨花ちゃんを助けましょう」
康平が言って二人は山を下りた。
康平はすがるような気になった。村鬼はうなずいた。
「たぶん。利修仙人からの「お知らせ」だろうな」
「どういう意味なんですか?」
「そうよのう。みずのえサルは、壬申の年のことだろうな。「壬申」を訓読みすれば「みずのえさる」となるが、サムライはわからん」
村鬼は真剣な顔だった。
「壬申って、壬申の乱の壬申ですか?」
康平はちょっと間をおいて聞いた。
「そう。大海人の皇子が大友の皇子と戦った年だ。672年だったかな」
「約1300年前になりますね」
「そう。利修仙人が生きた時代だ。わしらが鬼だった時代だ」
村鬼は沢に目を向けた。遠くを見ている。
「なんか、すごいことに巻き込まれている気がします。でも、とにかくしらみやさんと、梨花ちゃんを助けましょう」
康平が言って二人は山を下りた。
Posted by ひらひらヒーラーズ at 08:59│Comments(0)