2011年06月22日
友引ツーリングくらぶ(夏至が近づいてきた)
康平は青い石のことがなんだか気になった。今も梨花が身につけているのかと思うと梨花に会いたくなった。
「おかしいな。電話でも話しているし、スカイプで顔も見ているのにな」
ひとりごとを言ってから大学に出かけた。帰りにバイトをしてアパートにもどるとカレンダーを見た。夏至が1週間後になっている。大和三山のことを思い出した。
夏至は豊川へもどろうかと思った。しらみやには電話したが梨花にはだまっていることにした。何かが起こりそうな気がする。身に危険がせまるようなことが……。
6月18日の朝、奈良をたった。夏至は22日だから4日ある。電車が豊橋に近づいてくると心なしか空が暗くなってきた気がする。晴天ではないが雨がふりそうな雲ではない。蒲郡でほとんどの乗客が降りて代わりに何人か乗ってきた人たちは、なぜか眠そうな顔に見えた。回ってきた車掌も歩き方がスローモーションみたいだった。豊橋で乗り換えるときにはっきりと感じたのはどんよりとした空気だった。わずか3ヶ月の間にすべてが変わってしまったのを感じた。
「おかしいな。電話でも話しているし、スカイプで顔も見ているのにな」
ひとりごとを言ってから大学に出かけた。帰りにバイトをしてアパートにもどるとカレンダーを見た。夏至が1週間後になっている。大和三山のことを思い出した。
夏至は豊川へもどろうかと思った。しらみやには電話したが梨花にはだまっていることにした。何かが起こりそうな気がする。身に危険がせまるようなことが……。
6月18日の朝、奈良をたった。夏至は22日だから4日ある。電車が豊橋に近づいてくると心なしか空が暗くなってきた気がする。晴天ではないが雨がふりそうな雲ではない。蒲郡でほとんどの乗客が降りて代わりに何人か乗ってきた人たちは、なぜか眠そうな顔に見えた。回ってきた車掌も歩き方がスローモーションみたいだった。豊橋で乗り換えるときにはっきりと感じたのはどんよりとした空気だった。わずか3ヶ月の間にすべてが変わってしまったのを感じた。
Posted by ひらひらヒーラーズ at 07:35│Comments(0)