2011年04月26日

トカゲがきらいで悪いか!

 私ははっきり言ってトカゲが嫌いだ。カナヘビもトカゲも大嫌いだ。こうして、書いているだけでもなんだか背中がぞくぞくしてくる。同じ爬虫類でも、どっちかと言えばへびの方がまだましだ。

 昔、沖縄でニシキヘビを首に巻いたことあるが、トカゲを背中に入れられたらたぶん失神すると思う。
 
 なにが嫌って、あの動き方がせせこましい。草むらを歩くと中途半端に草をゆらして逃げていく。数十センチ走ったと思うと立ち止まって様子をうかがっている。そうかと思えば、石のかげからいきなり現れてハエをパクンとくわえる。

 陰険そうな目つき。

 小さいくせに、立派過ぎる腹式呼吸。じっとしている時にお腹が大きく膨らむのだ。(あのうまさはヨガのイントラクラス)

 短い足でみごと腹を地面から浮かせて歩くかと思えば、水たまりに落ちるや足をしまってへびみたいに体をくねらせて泳いでいく。
 
 ざらっと茶色のカナヘビも、ぬめッと銀色の日本とかげも、気持ち悪い。

「あ~いやだ。トカゲのことなんか考えたくない」
 って叫んでいたら、息子小4が不思議そうな顔で言った。

「お父さん。嫌いなわりにトカゲのことくわしいね。たぶん、ぼくのまわりで一番だと思うよ」

「息子よ。おまえにコトワザを教えてやる。『備えあればうれしいよ』といってなあ。人間最悪の事態を避けるには敵を知ることも必要なのだ。お父さんはなあ、嫌いことを我慢して、トカゲの研究をしているんだ。ヒッチコックの『鳥』みたいにトカゲが1000匹も2000匹も群れで襲ってくることがないように! もし、そんなことがあっても、おまえたち家族を守れるように、あらかじめ、トカゲの弱点を調べているんだぞ」

 熱心に語る私。とちゅうからおやつを取りにいく息子。呆れ顔でタロットカードを並べる妻。

「それで、トカゲが襲ってきたらどうするの?」
 妻が気のない質問をする。
「あのなあ、トカゲは爬虫類で変温動物だから体温が下がると動けなくなるんだ。だから、氷をぶつけておいて動けなくなっている間に、寒い国へ逃げる。これで完璧だ」

 得意で話す私に妻は冷ややかに言った。
「あなたは長生きするわ。だけど、次に生まれ変わってくる時はトカゲかも知れんね。たぶん、トカゲのエリートになれるわ」

 トカゲがきらいで悪いか!




Posted by ひらひらヒーラーズ at 00:16│Comments(0)
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