2012年07月26日
青い炎を灯せ106
薬師寺から玄奘三蔵がかけつけた。
「たいへんな国難のようですな」
三蔵はあいかわらずきれいな日本語を話す。明江はあわてて話し出した。
「飛び火野で火事が起こりました。民達は動揺しています」
「揺れているのは、皇后様。あなたの心です」
三蔵はゆったり笑っている。明江はいらだった。三蔵は唐からやって来た僧だ。大和の国が荒れても関係ないのかも知れない。
「皇后様。私は別に、この国が荒れていいと思っているわけではありません。でも一度、崩しておく必要もあるのです。そこから新しい花が咲くのです」
三蔵の言葉に、明江はびくりとした。心の中を読まれたかと思った。それを見越したように三蔵はにやりとした。
「心は世界中つながっているのです。のぞこうとしなくても、見えるのです」
「じゃあ、大津の皇子や長屋王ともつながっているのですか」
明江はすがるように言った。
「もちろん。言っているまに来ていますよ」
三蔵は宙を指さした。急にまっ黒な雲が出て、そこから2匹の竜が現れた。
一頭は黒、もう一方はエメラルドグリーンだった。
「たいへんな国難のようですな」
三蔵はあいかわらずきれいな日本語を話す。明江はあわてて話し出した。
「飛び火野で火事が起こりました。民達は動揺しています」
「揺れているのは、皇后様。あなたの心です」
三蔵はゆったり笑っている。明江はいらだった。三蔵は唐からやって来た僧だ。大和の国が荒れても関係ないのかも知れない。
「皇后様。私は別に、この国が荒れていいと思っているわけではありません。でも一度、崩しておく必要もあるのです。そこから新しい花が咲くのです」
三蔵の言葉に、明江はびくりとした。心の中を読まれたかと思った。それを見越したように三蔵はにやりとした。
「心は世界中つながっているのです。のぞこうとしなくても、見えるのです」
「じゃあ、大津の皇子や長屋王ともつながっているのですか」
明江はすがるように言った。
「もちろん。言っているまに来ていますよ」
三蔵は宙を指さした。急にまっ黒な雲が出て、そこから2匹の竜が現れた。
一頭は黒、もう一方はエメラルドグリーンだった。
Posted by ひらひらヒーラーズ at 08:41│Comments(0)